[ 病気の本態 ] 甲状腺は下垂体から分泌されるTSHというホルモンの命令により甲状腺 ホルモンを作っている。 自己抗体が作られて これがTSHと似た働き をするので 甲状腺ホルモンが高くなる 現在はこの自己抗体(TSH受容体抗体)を測定することはできる [ 症状は多彩 ] 下のリンクへ 甲状腺が腫れている ということで病院を訪れる ことが多いが 症状は 多彩なので色々な科を受診する 眼球突出などの症状は 日本人の場合少ない [ 治療 ] 1:飲み薬 2:手術 3:アイソトープを使った治療 1:多くの場合はこの方法が使われる 利点:薬の量を調節することにより 甲状腺ホルモンの量を調節すること ができる 妊娠 または妊娠可能 授乳中の女性の場合は メルカゾールではなくチウラジールが使われる 時に βブロッカーを併用して 心臓関係の症状を軽快させることもある ただ 治療は長くなる(2-3年)という欠点はある 2:甲状腺が非常に大きい場合などに 手術となることもある 近くにある 副甲状腺を取ってしまうというようなことは 近年はない3:アイソトープの放射線で甲状腺細胞を殺す 従って後年機能低下になる ことが多い 最後の治療法となることが多い これによる 発がんについては、近年は否定的 妊娠、授乳中は行われない! 注1:T4 T3 片方だけ高値ということもある TSHが低いという こととセットになっている ◎バセドウ病が放置され 甲状腺ホルモンが非常に高くなると 甲状腺クリ―ゼ(死亡率が高い)となることもある! きちんと治療しましょう → → ◎ でも甲状腺ホルモンが高くなるが 問診 その他により 鑑別は難しくはない これ自体は 不明熱 治りにくいカゼ とされることが多い