まずひとつめに甲状腺機能障害があります。甲状腺の疾患も女性に多くみられるものです。
甲状腺機能障害とは
甲状腺はもともとのどぼとけ(甲状軟骨)と胸骨の間で気管の前面に位置し、ホルモンを作り出し、体外に排出する器官です。甲状腺機能障害には甲状腺機能亢進症と甲状腺機能低下症があり、どちらも新陳代謝の異常をきたすことによりおこります。
甲状腺機能亢進症の症状
甲状腺機能亢進症は新陳代謝が過剰になり、食事はちゃんとしているのに、疲れやすくなる、動悸や発汗が起こる、イライラする、手が震えるなどの症状がでます。代表的なものが「バセドウシ病」です。
甲状腺機能低下症の症状
甲状腺機能低下症は新陳代謝が低下することにより、元気がない、疲れやすい、身体が寒く感じる、むくみによる体重増加、脱力感、白髪、脱毛、しわがれ声、筋力低下などが症状としてあらわれます。代表的なものが「橋本病」です。
症状をみていただくとわかると思いますが、更年期症状と似たような症状がありますよね。血液検査を受けるときちんとわかります。