甲状腺腫(びまん性甲状腺腫と結節性甲状腺腫)

甲状腺は頚部(首)の中央にあり、上下3~5cm程度の
蝶々のような形をしています。
外から触れる唯一の内分泌臓器ですが、正常者ではほとんど触れません。

甲状腺は、甲状腺ホルモンを作り、それを分泌している臓器です。
甲状腺ホルモンは全身の新陳代謝を活発にする働きがあます。
そのため、甲状腺ホルモンが不足すると、
体内の様々な代謝がうまく回らなくなります。

特に子どもにとって甲状腺ホルモンは、
身体.知能の発達のために必須のホルモンといえます。

甲状腺の疾患は女性、特に中年以降の女性に特に多く、
5~10%の女性が罹るともいわれています。

甲状腺の病気では、甲状腺が大きくなったり、
固さが変化していることが多く、このような状態を
甲状腺腫といいます。
甲状腺腫とは病名ではなく、そのほかの病気に伴う
甲状腺の異常を差します。

例えば、綾香が罹っている病気として知られるバセドウ病や
慢性甲状腺炎では、甲状腺が全体的に腫大します。
また、甲状腺のがんや良性腫瘍では、甲状腺の一部が腫大します。

甲状腺腫は、2種類に分類されます。
一つは「びまん性甲状腺腫」、もう一つは「結節性甲状腺腫」です。

びまん性甲状腺腫は、甲状腺全体が一様に腫大している
状態を指します。
原因は慢性甲状腺炎、Basedow病、亜急性甲状腺炎、
ヨード欠乏などがあり、内科的治療が行われます。

結節性甲状腺腫は、甲状腺の一部がかたまりとなって
腫大している状態を指します。
甲状腺のがん、良性腫瘍などが原因です。
場合によっては、手術が必要なこともあります。関連記事甲状腺腫(びまん性甲状腺腫と結節性甲状腺腫)

 

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