16歳のオス猫のポッキーちゃんは、以前7kg近くも体重がある体が大きいのが自慢の猫ちゃんでした。ここ数年でどんどん痩せてきて心配になった飼い主さんが病院に連れて来てくれました。「年齢も年齢だし、トシのせいで痩せてきているのかなあ。」とのお話でした。体重を計るとなんと、1.9kg!自慢の巨体が見る影もなく、痩せ細っていました。(写真の右側が痩せている時のポッキーちゃん。以前は左側の猫ちゃんと同じ大きさだったとのこと。)症状を聞くと、毎日嘔吐があり、下痢もあるし息切れもする、とのこと。早速全体の検査を行うと、甲状腺機能亢進症という病気にかかっている事が判明しました。この病気は、甲状腺からサイロキシンというホルモンが過剰にでてしまい、異常に活発な状態に体が保たれるため、心臓をはじめ体のあちこちでオーバーヒート状態となってしまうものです。10歳以上の猫ちゃんで多くみられます。 早速、抗甲状腺薬の投薬を開始しました。体調は随分改善し、半年経った現在、体重は5kgまで増えました。診察の度に「こんなに大きくなって!」と飼い主さんと嬉しい悲鳴をあげています。そろそろ太るのはおしまいにしないとね・・・。今度はダイエットの心配です。血圧測定やお薬の投薬やホルモン測定など、飼い主さんもポッキーちゃんもまだまだ大変ですが、ポッキーちゃんが元気で長生きできるように、一緒に頑張っていきましょう 今のポッキーちゃん。病院なのでちょっと不機嫌? )
Posted by cocoanimal at 12:02│ ││
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