甲状腺は痛みなどの自覚症状が出にくい器官ですが、ホルモンバランスが崩れたりすることによって身体に変調をきたすことがあります。
甲状腺の病気は、大きく分けて3つあります。
そのうちの1つは甲状腺に腫瘍ができてしまうケース。
後の2つは甲状腺ホルモンの分泌異状による変調です。
甲状腺に腫瘍ができてしまうことは、そう珍しいケースではありませんが、あまり痛みなどの自覚症状が出ないことが多いようです。
しかし腫瘍が大きくなってしまうなど進行すると、肉眼でもわかるくらいに甲状腺が腫れてしまったり、声が出しにくくなったり食事の際に飲み込みにくくなったりといった喉の圧迫感などの症状がでてきます。
腫瘍の場合は物理的な治療になるため、良性か悪性かを検査し、それぞれの症状にあわせた治療が行われます。
あとの2つの症状についてですが、これは甲状腺の主な働きである甲状腺ホルモンの分泌異常です。
甲状腺ホルモンは細胞の代謝などを助ける役割を果たすホルモンですが、これが分泌過多であると、脈などが速くなる頻脈や動悸、大量に汗をかく、異常に食欲があるのに太らない、生理不順や眼球突出などの症状が出ます。
この場合は甲状腺機能亢進症を疑って早めに医師の診察を受けることをお勧めします。
甲状腺機能亢進症は、薬によってホルモンバランスを保つことで改善できるのです。
逆に、甲状腺ホルモンの分泌が少なすぎる場合には、脈が遅くなるほか、むくみがひどくなり体が冷えてしまったり、食欲が減退するにも関わらず体重が増えるなど亢進症の間逆の症状が出る甲状腺機能低下症になります。
甲状腺機能低下症の場合は、甲状腺を異物とみなして抗体が作られてしまう橋本病であることが多く、服薬などその治療は生涯続きます。
しかし、気力がない、ボーっとするなど欝に間違えられやすい症状が改善できるため、健康的な生活を送るためにも早めに医師の診察を受ける必要があります。
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